ドリーム小説






六花


しんしんと……。
音もなく降り続ける雪――。

それは……。










      六花










数日前から降り始めた雪は未だやむ気配がない。
はらり、はらり、と花が舞うかのように降り続いている。
その様子は見る者の心を奪うほどであった。

今日もいつものように式部卿宮の邸を訪れていた六合は、部屋にの姿がないことに眉を顰めた。
自分が訪ねてくるときは必ずあの笑顔を浮かべて出迎えてくれるはず……なのだが、どうしたことか今日は姿が見えない。
の気配を捜せば、隣の部屋から感じることができる。そっ、と部屋に入り、中を見渡してみる。
視界の端に愛しい人の後ろ姿を見つけて、無意識に笑みが浮かぶ。自分がきたことに気づいていないは何やら熱心に外を見つめている。

――」
「……まぁ、彩W。いらっしゃいませ」

静かに名を呼ばれたことに気づいたは、ゆっくりと振り返り、愛しい人の姿を見つけてふわり、と微笑んだ。
つられるように笑みを浮かべた六合は、そのままの横にくると腰を下ろした。

「何を熱心に見ているんだ?」
「雪を……」

答えを聞いても理由がまったくわからない、といった顔でを見つめる。それを見たは苦笑いを浮かべつつ、ぽつり、ぽつり、と説明し始めた。

「舞うように降る雪があまりに綺麗で……。それに……」
「それに?」
「白い花びらが舞っているようにも見えて……」

再び外へと目線を向けたにつられるように、六合も目線を向けた。
ふとを見れば、寒いのかかすかに震えている。それでも動こうとしないところを見るとよほど離れがたいらしい。
これには六合も苦笑を浮かべつつ、そっ、との肩を抱き寄せた。

「彩W?」
「寒いのだろう?」
「……ありがとうございます」

自分の肩を抱き寄せた腕。そのさりげない優しさに自然と笑みが溢れた。
しばらく二人して雪を眺めていたが、ふいにがぽつり、と呟いた。

「そういえば……お祖母様から雪のもう一つの名を聞いたことがありますわ。確か……」
「六花――」

ぽつり、と呟かれた言葉には目を丸くして六合を見つめた。
そうだろう?と瞳で尋ねられて、はい、と嬉しそうに笑みを浮かべていた。










ひらり、ひらり、と花が舞うように降り続ける雪――。



それは……。






















一応少年陰陽師、祝☆アニメ化記念の六合夢です。えぇ、一応です。
記念のはずなのに書いてる本人ですらよくわからない内容に……。
いったい何が書きたかったのやら。(遠い目)

ただこれだけは言えるのです。
寒い日が続くから六合に温めて欲しいな〜と。(爆)
無言で抱きしめてくれそうで……。

何やら静かな中に甘い雰囲気が流れておりますが……。
まぁ、うん。スルーしてやってください。
それ以前に甘いですよね?これって。(聞くなよ)

少しでも楽しんでいただけたのでしたら幸いです。
ヒロインさんは長編「優しい瞳」の設定です。

2006.1.1(1.24 掲載)   水原 琳