ドリーム小説
お迎え
あの六合に恋人がいるかもしれない――。
それを知った昌浩ともっくんは、予想していなかったことに呆然とその場に立ち尽くしていた――。
お迎え?
その日、夜警に行こうとしたところ、丁度どこからか帰ってきた六合と出くわした。
「あれ?六合?」
目ざとく六合を見つけた昌浩は声を上げた。それに気づいたもっくんも六合の姿を確認した。
「おっ、ホントだ!!」
「六合どうしたんだ?どこかへ出かけていたのか?」
このような時刻に一人で出歩いているなど珍しいため、尋ねずにはいられなかった。
昌浩の問いに微かに動揺する六合を見て、もっくんはニヤリ、と何かを企むような笑みを浮かべた。
ほぉ〜〜、あの六合が動揺するとは……。
余程知られたくないらしいな。
これは……もしかして、もしかすると……。
「もしかして〜、女のところだったりして……」
「もっくん、いくらなんでもそれはないよ」
(あの六合に限って……)
もっくんの爆弾発言に目を丸くして昌浩は驚いた。しかし次の瞬間それはありえない、と苦笑いを浮かべながら否定した。
もちろんその後に続くであろう言葉を昌浩は敢えて言わなかった。
それもそれである意味失礼なのだが……。
昌浩の『もっくん』という呼び方に少しむっ、としたもっくんは喚いた。
「もっくん言うな。晴明の孫!!」
「孫、言うな――!!」
いつものことながら、しっかりと怒りを込めて叫んだ。
お馴染みのセリフを言い合った後、二人は六合を見た。
先ほどの答えをまだ聞いていないことに気づき、もっくんは詰め寄った。
「で?実のところはどうなんだ?」
いったいどんな答えが返ってくるのか、二人は固唾を呑んで待っていた。
ところが!!
もっくんの問いかけにしばらく沈黙していた六合が、何も答えないまますっ、と姿を消してしまった。
あの六合が、何か答えを返してくれることを、それほど期待していたわけではなかったのだが……。
まさか何も言わないまま姿を消してしまうとは……。
沈黙――六合の場合、それは肯定を意味する。
「ねぇ、もっくん。もしかして……」
「あぁ、もしかして、もしかするかもしれないぞ……」
相棒に問いかけてみれば、その問いかけの意味を察して同じように呟いた。そして二人は前方を見つめたまま、顔を引きつらせた。
「あの六合が……」
「あの六合が……だぞ……」
「嘘……」
とても信じられない、といった顔で呟いた。その隣ではもっくんが開いた口が塞がらない、といった様子だった。
夜の闇に包まれる一軒のあばら家――。
人が去ってから長い時間が過ぎた家。
あるところは壁が崩れ落ち、またあるところは柱が腐れかけている。
以前は無駄に豪華であった調度品の数々も夜盗たちに全て持っていかれ、今は見る影もない。
そんな人が住まなくなった邸に潜むもの達がいた。
そう、何を隠そう、雑鬼たちである。
夜の都の至る所にいる小さな妖怪である。彼ら一人一人はたいした力は持っておらず弱いため、いつも集団で行動しているのだ。
今日もいつもと同じようにある人物を待っていた。
最近の雑鬼たちの楽しみはこの人物に会うことなのだ。正確に言えば、会う……と言うよりも遊ぶ、と言ったほうがいいだろう。
今か今かとその人物が来るのを待っていた雑鬼たちであったが、いつもの時刻になってもその人物の姿が見えない。
外に様子を見に行った仲間からもその人物が来た、という知らせはない。
不思議に思った雑鬼たちは徐々に騒ぎ始めた。
「おい、孫が来ないぞ?」
「本当だな〜〜。もうそろそろ来てもいい時間なんだかな〜〜」
そう、いつもならこの時刻には姿が見えているはず。……はずなのだが、どうしたことか今日に限ってまだ姿を現さない。
仲間の言葉に頷いた雑鬼たちは次々に同意の声を上げる。
「な〜〜」
「確かに遅いよな〜〜」
「何やってるんだ〜〜?孫のやつ」
相手のことを好き勝手に文句を言っている中、彼らのリーダーらしき雑鬼があることを提案した。
「そうだ!!」
「何だ?」
「どうした?」
突然声を上げた雑鬼に、皆の目線が集まった。
「孫が来ないのなら、俺たちが孫を迎えに行こうぜ!!」
「おっ!!それはいいな〜〜」
「そうだ、そうだ!!そうしようぜ!!」
「やっぱり、一日一回は孫を潰さないとな〜〜」
「「「「「「「「「「な〜〜」」」」」」」」」」
最後の雑鬼の言葉には皆揃って大合唱となった。
雑鬼たちの答えは結局そこらしい。
「よし!!そうと決まれば、早速孫のところに行こうぜ!!」
「「「「「「「「「「お〜〜〜〜!!」」」」」」」」」」
またもや大合唱の雑鬼たちであった。
ざわざわと騒ぎながら、意気揚々と孫を潰すためにあばら家を後にした。
一方、その肝心の孫はというと――。
雑鬼たちがそんな行動に出ているとはつゆ知らず、未だに呆然と立ち尽くしていた。隣にいる物の怪も同じだ。
しばらくそのままの状態であったが、ふと何かの気配を感じ取ったもっくんは素早くその場を離れた。
わずかに遅れて、物の怪の行動を不思議に思った昌浩は首を傾げた。
「もっくん?どうし……」
尋ねかけた声はあるもの……いや、ある声によって遮られてしまった。
それは――。
「「「「「「「「「「孫――――――――っ!!」」」」」」」」」」
大合唱と共に大量の雑鬼たちがわらわらと昌浩の頭上に落ちてきた。
もっくんに気をとられていたため、昌浩はわずかに反応が遅れてしまった。
結果――昌浩は見事に潰れた。
やっと昌浩を潰せたことに満足したのか、雑鬼たちは嬉しそうに語りだした。もちろん昌浩を潰したままの状態である。
「やっぱり孫は潰れてこその孫だよな〜〜」
「だよな〜〜」
「潰れなかったら孫じゃないぞ?」
「うんうん、孫は潰れないと!!」
人の上に乗ったまま好き勝手に話す雑鬼たちに、昌浩はふつふつ、と怒りが込み上げてきた。
そんなことには気づかずに、雑鬼たちはまだ好き勝手に話していた。かなり失礼なことまで言っている。
いいかげん我慢の限界にきた昌浩は、顔を引きつらせながら叫んだ。
「お前ら……いいかげんどけ――っ!!」
叫んだと同時にガバッ、と勢いよく起き上がった。そのため上に乗っていた雑鬼たちはボタボタ、と落とされた。
何とか自力で立ち上がった昌浩は肩で息をしながら雑鬼たちを睨みつけた。
「お前ら……いつもいつもいつもいつも!!何で俺が潰されなきゃならないんだ!!」
「そんなこと言われてもな〜〜?」
「な〜〜?」
「一日一回は孫を潰さないと何か調子が出ないんだよな〜〜」
「そうそう」
雑鬼たちは不思議そうな顔で互いに見合わせて答えた。それを聞いた昌浩はさらに顔を引きつらせた。
一方両者の様子を傍観していたもっくんは、漂い始めた剣呑な雰囲気を感じ取った。
片目を眇め、首の後ろをわしゃわしゃと掻きながらどうしたものか考え込んでいた。
(あ〜〜、このままじゃ雑鬼たち確実に昌浩に祓われるな……。
……まあ、あいつらも悪気があってやっているんじゃないしな……しょうがないから助けてやるか)
今にも雑鬼たちを祓ってしまいそうな勢いの昌浩に、おずおずと声をかけた。
「あ〜〜、昌浩や。こいつらだって何も悪気があったわけじゃないんだ。
それなのに祓ってしまうのはどうかと思うぞ?
それにな、これはこいつらなりの愛情表現だ」
昌浩の態度にびくびく、と怯えて一歩後ろに下がっていた雑鬼たちは、もっくんの言葉を聞いて、そ〜だそ〜だ、と大合唱する。
それを聞き、昌浩は思いっきり胡散臭げに顔を顰めた。
「愛情表現?これが?」
「そうだ……」
「…………」
「…………」
二人の間に、沈黙が流れる――。
しかしそれを破ったのは潰された昌浩のほうであった。
「……もっくん、何が愛情表現だ!!いつも潰される俺の身にもなってみろ!!」
「何を言うか!!いつも避けきれないお前が悪いんだろ!!」
本当のことを言われて昌浩は言葉を詰まらせてしまった。
「くっ……確かにそうだけどさ……。でももっくん一人だけ逃げるのはずるくないか?」
「どういう意味だ?昌浩」
「気づいてたんなら俺にも教えてくれてもいいんじゃないか?物の怪のもっくん!!」
「物の怪言うな!!晴明の孫!!」
「孫言うな!!」
「お前な〜、仮にも陰陽師。半人前でいまいち頼りないけど陰陽師のお前がだぞ?
それぐらい気づけなくてどうするよ?」
「もっくん……」
地面をバシバシ、と叩きながら熱弁するもっくんに、昌浩は顔を引きつらせた。当たっていることだけに返す言葉が見つからない。
しかしそれも次のもっくんの言葉にいとも簡単に崩れた。
「それに……オレは自分が可愛い……」
「……何が『自分が可愛い』だ!!物の怪のもっくんの分際で!!」
もっくんの言葉に忍耐という言葉をすっかりと忘れた昌浩は喚いた。
「物の怪言うな!!だいたいそれとこれとは関係ないだろう!!」
「いいや!!関係あるね!!だいたい『可愛い』っていうのは……」
一時的に治まったかのように見えた二人の言い合いも、もっくんの一言によってさらに大きくなっていた。
そんな二人を数歩離れた場所で雑鬼たちが、他人事のように観戦していた。いや、他人事と言えば他人事になるのだが……。
「あぁ〜、また始まったよ」
「懲りないよな〜」
「だよな〜」
いつの間にか自分たちからもっくんに怒りの矛先変わったため、こうして安全な場所で二人を見ていられるのだ。
先ほどまで自分たちに昌浩の怒りが向けられていたことを考えると、何とも呑気なものである。
好き勝手なことを言いながら二人の見ていた雑鬼たちだったが、ふいに一人があることに気づいた。
「んっ?そういや〜、いつも孫といるもう一人の式神の姿が見えないぞ?」
「そう言われてみれば……」
「いないよな〜?」
「孫に聞いてみるか?」
「そうするか?」
意見がまとまったところで未だに言い合いを続けている昌浩に声をかけた。ご丁寧にこれまた大合唱だ。
「「「「「「「「「「お〜い!!晴明の孫!!」」」」」」」」」」
「だから、孫言うな――!!」
言い合いをしていたにも拘わらず、しっかりと『晴明の孫』という言葉に反応して叫んでいた。
一応いつも通りに叫んだ後、急に呼ばれたことを疑問に思った昌浩は首を傾げた。同じようにもっくんも訝しげに顔を顰めている。
「……って、どうしたんだ?お前ら」
「なあ、もう一人の式神は今日どうしたんだ?」
今の言葉に怒りを覚えるが、ここで怒鳴っていても先に進まない。それをわかっていた昌浩はあえて怒りを飲み込んで続きが促した。
「……式神?」
「そう!!ほらいつも黙って俺たちに潰された孫助ける」
「長布を巻いた、背の高い……」
説明を聞きながら考え込んでいた昌浩は、ある一人の神将のことを思い出した。
「……もしかして、六合のことかな?」
「いつも昌浩を助けるって言えば、六合のことだろう?」
同じように考え込んでいたもっくんも答えは同じのようだ。
しかしだからと言って、今日六合がいないことが何か関係があるのだろうか。何故、雑鬼たちがわざわざ聞いてくるのだろうか。
昌浩は頭を混乱させていた。
「六合がどうかしたのか?」
「見たんだ!!」
「はい?」
主語も述語もなく、ただ完結に言いたいことだけをきっぱりと答えた。それを聞かされた昌浩としては、いったい何のことを言っているのかさっぱり要領を得ない。
「だから!!見たんだよ!!」
「その式神を!!」
「六合を?いったいどこで?」
「四条の堀川あたりにある邸から出てくるところを見たんだ!!」
「四条の堀川……おい、それは本当か?」
大人しく話を聞いていたもっくんも、四条の堀川あたりの邸と聞いて何かを思い出したらしく声を上げた。
「本当だって!!俺ちゃんとこの目で見たんだ」
「俺も見たぞ!!」
「俺も!!」
他の雑鬼たちも次々に声を上げた。
そんな中、何かを考えながら唸っているもっくんに昌浩は声をかけた。
「もっくん?どうかしたのか?」
「いや、確か四条の堀川あたりに邸があると言えば、公卿の中に誰かいたような気がしたんだが……。誰だったかな〜〜?」
再び考え込んでしまったもっくんを尻目に、雑鬼たちはさらに何かを話していた。
「それでな?
そこに住む姫がまた優しい姫で、俺たちに時々唐菓子を分けてくれるんだ」
「へぇ〜〜、そうなんだ」
雑鬼たちの話を聞きながら適当に相槌を打っていた昌浩は、重大なことに気づいた。
「……って、お前たち!!その邸にいったことがあるのか?」
「もちろんだ!!」
「俺たち姫と仲がいいからな」
雑鬼たちから出てきた名前に昌浩は首を傾げた。今まで考え込んでいたもっくんもいつの間にかこちらの話に混ざっている。
「姫?」
「その邸に住んでる姫の名が姫って言うんだ」
「おい、お前らが見えてるってことは……」
「あぁ、孫のところにいるお姫と一緒だな」
「孫言うな――!!」
「彰子と一緒ってことは見鬼の才の持ち主ってことか」
横で叫んでいる昌浩を無視して、もっくんは一人納得していた。
「んっ?おい、昌浩!!」
「何?もっくん」
「その見鬼の才の持ち主の姫がいる邸から六合が出てきたってことは……」
「えっ?まさか!?」
もっくんの言わんとしていることを察して、昌浩は目を丸くした。
いや、そんなことはありえないだろう。あまりにも偶然すぎる。
でももしそうだとしたら、さきほどの六合の様子から見て納得ができる。
そんなことを昌浩ともっくんが悶々と考え込んでいる中――。
その情報を教えてくれた雑鬼たちはそろそろ帰ることを相談していた。
「孫も潰したことだし、そろそろ帰ろうぜ」
「そうだな〜〜。孫は潰せたことだしな」
「帰ろう、帰ろう」
何とも呑気な雑鬼たちだ。それも今に始まったことではないが……。
「お〜い、晴明の孫〜〜!!」
「だから、孫言うな――!!」
本日何度目になるかわからないセリフを返して昌浩は雑鬼たちを見た。
「俺たちそろそろ帰るな」
「じゃ、またな〜〜」
「しっかりやれよ?」
「「「「「「「「「「晴明の孫――!!」」」」」」」」」」
最後の言葉はご丁寧に大合唱すると、来たときと同じようにわらわらと自分たちの住処へと帰っていった。
去っていく雑鬼たちの背中に昌浩の声が響いていた。
「何度も、孫言うな――!!」
ゼェゼェ、と肩で息をしながら、ふと昌浩は思った。
「結局あいつら、何をしにきたんだ?」
「そりゃ〜〜昌浩を潰しに……だろ?」
当たり前のように言われた昌浩は顔を引きつらせていた。
こうして夜は更けていく――。

原作では最早恒例行事となっている雑鬼〜ズによる潰れ。
それをようやく書くことができました!!
今まで何度か書くチャンスはあったものの、話の都合上なかなか書くことができずにおりました。
しかし!!こうやって書くことができてとても嬉しいですvv
皆様、楽しんでいただけたでしょうか?
よろしければ感想を聞かせてくださると嬉しいですvv
さて今回のお話は一応、長編「優しい瞳」の番外編になります。
番外編と言いますのか、2 再会のおまけ話と考えてくだされば嬉しいですvv
おまけ話ということもあって、主役の二人の出番がほとんどありません。
ヒロインさんにいたっては名前のみの登場……。
すみません、梨の力不足でございます。
でもお話のメインは昌浩の潰れと雑鬼〜ズですので。(苦笑)
題名の「お迎え?」はお迎えという名の潰れという意味でつけました。
迎えにきたというよりも潰しにきた!!というほうが強いですが。
単体でも楽しめると思いますが、本編を知っているともっと楽しめると思います。
本編をご存知ない方、是非こちらもご覧になってくださいね?
駄作で本当に申し訳ありません!!
更新休止期間中のフリー作品として皆様にお贈りいたします。
2005.7.4 「彩月華」管理人 水原 琳
*前サイトでフリー配布した作品です。現在は配布しておりません。
おまけの話。
琳「ふぅ〜、久しぶりで緊張した〜〜」
???「「「「「「「「「「琳〜〜!!」」」」」」」」」」
大合唱とともに琳の頭上から何かが落ちてきた。
琳「んっ?……っと。もう〜、危ないな〜」
雑鬼〜ズ「ごめん、ごめん」
琳「で?どうしたの?」
雑鬼1「俺たち琳にお礼を言いたく来たんだ」
琳「お礼?」
雑鬼2「そう!!俺たちを出してくれてありがとな」
琳「あら、お礼なんて必要ないのに。いつかは出そうと思ってたんだし」
雑鬼3「でもな〜、一応こういうことはしっかりしておかないとな?」
雑鬼1「な〜」
琳「そう?」
雑鬼2「じゃあ、皆行くぞ?」
雑鬼〜ず「琳、ありがとう〜〜」
*大合唱の雑鬼たち
琳「こちらこそありがとう。またそのうち出してあげるからねvv」
雑鬼3「おう、楽しみにしてるぜ」
賑やかな雰囲気の中――。
黒いオーラを漂わせながらある人物がやってきた。
六合「琳……」
琳「あら、六合。いらっしゃいvv」
*黒いオーラを放つ六合に怯える雑鬼〜ズ
琳「今日はどうしたの?」
六合「いや、こいつらに聞きたいことがあってな」
琳「聞きたいこと?」
首を傾げる琳。
六合「の邸に出入りしているそうだな?」
雑鬼1「……うん」
六合「いつからだ?」
雑鬼3「いつからだ?」
雑鬼2「え〜と春ぐらいからだったかな〜?」
六合「やはりそうか」
雑鬼〜ズの答えを聞き、納得する六合。
琳「六合?それがどうかしたの?」
六合「が寝込んでいたのはこいつらのせいだということだ」
琳「えっ?」
雑鬼1「俺たち何もしてないぞ?」
雑鬼2「そうだぞ」
*さらに黒いオーラを放つ六合
琳「六合?」
六合「……許さん」
雑鬼〜ズ「わぁ〜〜〜〜」
*いっせいに逃げ出す雑鬼〜ズ
琳「六合、落ち着いて〜〜!!雑鬼〜ズ、早く逃げなさい!!」
六合「琳、離せ!!」
六合に抱きついて何とか止めようとする琳。
琳「いいかげんにしないと……出番減らすわよ!!」
それを聞いた六合の動きがぴたり、と止まる。
六合「……琳……」
琳「わかればいいのよ」
大人しくなった六合を見て、(黒い)笑みを浮かべる琳。
やはり作者の力は大きかったようだ。
終わり