ドリーム小説






優しい瞳  7 求婚


初めて二人を見たときは驚いた――。
あのいつも寡黙で無表情なあいつがこうまで変わるとは……。
ふっ、だがこれであいつをからかって遊ぶことができるな――。










   7 求婚 〜避けられぬ運命(さだめ)










いつものようには自室で書物を読み耽っていた。辺りはシン、と静まり返り、女房たちの姿が一人も見えない。
普段ならば体の弱いを気遣い、数人の女房がすぐ傍に控えているはずだ。
しかしこうして書物を読んでいる間は一人にして欲しい、というの願いで席をはずしているのだ。
部屋は静けさに包まれている。時折カサッ、と頁を捲る音が聞こえてくるが、それ以外は本当に静かなものだ。
そんな中、衣擦れの音をさせて誰かが歩いてくる音が聞こえてきた。その音がふいにの部屋の前で止まった。
御簾を通して見る限り、どうやら自分に仕えている女房の一人だろうということがわかる。
その女房はその場に腰を下ろすと、静かに頭を下げた。

「失礼いたします――」
「卯月?どうしたのですか?」

書物から顔を上げて、御簾の向こう側にいる女房に目線を移した。その女房の声からして自分に仕えている女房・卯月だとすぐにわかった。
いつも自分が呼ぶまでは誰も部屋に近づかないでほしい、と言ってある。それなのに、こうして卯月がやってきたということは何かあったのだろうか?

「昌浩殿がいらしたのですか?」
「いえ、違います」

以前にも、今日と同じようなことがあった。そのときは昌浩たちが訪ねてきたことがあった。
そのため、てっきり今日も昌浩たちが訪ねてきたものだと思っていたのだが、即座に否定されて困惑した。

ならば、いったい何が……?

「宮様がお呼びでございます」
「……お父様が、ですか?」
「はい――」

珍しいことに無意識のうちに聞き返す声が大きくなった。
父である式部卿宮は病弱な娘を気遣い、何か用があれば自らで向いてくるのが日常であった。

それなのに――。

今日に限って自分を呼び出すのはいったいどういうことなのだろうか?何か重大な話……もしかすると、あの話だろうか?

そう思うと何故かとてつもなく憂鬱な気分になった。それは貴族の姫としての運命(さだめ)といえば、そうなのだが……。
驚いた声を上げたまま黙り込んでしまった主が心配になった。
目の前には御簾があり、種の表情を窺うことはできない。かろうじてその場に端座していることはわかった。

「姫様?大丈夫でございますか?ご気分が優れないのでございますか?」
「……いいえ、大丈夫ですわ。心配はありません」

一人考え込んでいたためにわずかに返事が遅れた。卯月に心配をかけまいと大きくはないがはっきりとした声音で告げた。
ここで考え込んでいてもしかたがない、と諦めに似たようなため息を吐いた。
周りの空気がいつの間にかどんよりと暗いものに包まれている。
読みかけの書物をそっ、と閉じた。パタン、と閉まる音がやけに部屋に響いた。閉じた書物を抱えて立ち上がり、もとの位置まで戻した。
くるり、と振り返ると、衣擦れの音をさせて簀子に向かった。御簾の前までくると片手で軽く押し上げて体を御簾の外へとすべり出した。
端座したままこちらを見上げている卯月に軽く頷いてみせてから歩きだした。静かに歩き出した主の後を卯月は何も言わずについて行った。




父である式部卿宮が待つ寝殿に辿り着いた。
御簾の前で立ち止まったは一度深呼吸をしてから、御簾を軽く押し上げて部屋の中に足を踏み入れた。
パサリ、と御簾が動く音が聞こえて、式部卿宮は闇に落としていた思考を浮上させた。ふと視界に入ってきたのは薄紫色の動くたびに緩やかに波打つ衣の裾。
ゆっくりと顔を上げれば、年頃の娘よりも幾分か落ち着いた物腰に、儚げな雰囲気を漂わせている中にも凛とした芯の強さを持ち合わせている少女……いや、女性がいた。
娘の姿を認めてその場に端座したまま、満面の笑みを浮かべていた。
衣擦れの音をさせながら、お互いの顔がはっきりとみえるところまで来るとは腰を下ろした。軽く頭を下げてから父と目線を合わせた。
娘の顔を久しぶりに見て、目元を和ませた。

藤かさねの袿の背を流れる豊かな黒髪、透き通るほどに白い肌――。

こうして見てみると、今は亡き妻にますます似てきたように思える。が幼い頃はそうでもなかったのだが……。

(どうりで私も歳をとるはずだ……)

自分を見たまま何かしきりに頷いている父の姿に困惑した。このままほかっておくこともできるのだが、それでは何のために自分がここに呼ばれたのかわからない
それに多少心配でもあったので声をかけた。

「あの……お父様?」
「んっ?おぉ、すまんな」
「いえ……。あの、私を今日ここに呼んだのは、どういった理由(わけ)でしょうか?」

娘の中に亡き妻の姿が重なって見え、思わず感傷に浸っていたのだ。が、に声をかけられて現実に引き戻された。
一呼吸おいて後、ゆっくりと話し出した。

「ときに――」
「あっ、はい……」
「その何だ?誰か思いを寄せる相手はいないのか?」

簡潔に言い換えれば、誰か好きな相手はいないのか?と聞いている。

「えっ?あの、それはいったい……」

どういう意味で、と続くはずの言葉をあることに気づきとめてしまった。

もしや、あの話では……。

「何、お前もそろそろ誰かしらのところに嫁いでもよい年頃だと思ってな。
いや、むしろ遅すぎるぐらいか」

父の言葉を聞き、あぁ〜〜やはりこのことだったのかとは深くため息を吐いた。ここにくる前から何となくは予想していたことだが、実際に面と向かって言われると気分が重くなる。
確かに今の自分の年齢から考えると、いつまでも独り身でいるのはおかしい。普通貴族の姫君は成人の儀にあたる裳着を済ませると、だいたい14〜15歳ぐらいで誰かしらのもとに嫁いでいくものだ。
自分の体が弱いことを周りが気遣ってか、今まで不思議とそういう話は聞こえてこなかった。あるいはあえて父が女房たちの口から自分にこのような類の話が届かないようにしていたのかもしれない。

俯いて黙々と考え込んでいたは、急かされるように訪ねられて思わず素っ頓狂な声を上げた。

「で、……」
「はい?」
「その相手とやらはいるのか?いないのか?」
「それは……その……」

返答に窮してしまった。
確かに好きな相手、恋人はいる。いるのだが、その相手がどこぞの貴族の者でもなく、まして人ではないのだ。

そう、その相手というのが神の末端に席を置く、かの大陰陽師・安倍晴明配下の十二神将・六合なのだ。
それを知っているのは六合の主たる晴明とその孫の昌浩、十二神将たちに安倍家に滞在中の彰子、の従姉の姫のみ。

の父である式部卿宮もこの邸に仕えている女房たちもに恋人がいることはまったく知らないのだ。

もともと異形のものや妖を見ることのできる力――『見鬼の才』は母方の血筋の者がもっているものだ。代々その力は受け継がれ、受け継いだ者によって強さもまったく異なっている。
現在この力を受け継いでいるのは自身と従姉の姫、二人の祖母にあたる尼君、従姉の姫の母君のみである。

そういったものがまったく見えない父に何と言って説明したらよいのか……。

俯いたまま黙り込んでしまった娘の様子に、気分でも悪くなってしまったのかと心配になった。

?どうした?気分でも悪くなったのか?」
「……えっ?あっ、いえ、そういうわけでは……」

考え込んでいたためにわずかに遅れて顔を上げた。急に声をかけられたこともあっては曖昧な言葉しか出てこなかった。
わずかに目を伏せて答えると再び顔を俯かせて黙り込んでしまった。
娘の言葉に少々疑問は残るのだが、本人がそうではないと言っているから大丈夫だろうと判断した。

「そうか?それならばよいのだ。
……、実はな、お前宛にいくつか求婚の文が届いているのだ」
「えっ?私に文が……ですか?」

『求婚の文』と聞き、勢いよく顔を上げて尋ね返した。今までそういった類の文はのもとに届いたことがなかったのだ。
実際にはこの式部卿宮家の姫である宛てに『求婚の文』は何通か届いていたのだ。しかし、病弱な娘を無理やり誰かに嫁がせるわけにいかない、と父である式部卿宮が女房たちに命じてに直接届かないようにしていたのだ。
それを初めて聞かされたは驚いた。

(やはり今までお父様が私のもとにそういった類の文が届かないようにさせていたのですわね?)

一通も文が届かないのはおかしいとは思っていたのだが、それを聞いてようやく納得できた。

「うむ、そこでだ。この文をくださった方々の誰かと結婚してみる気はないか?」
「結婚……」
「あぁ〜〜、いや無理にとは言わぬ。
もし結婚してもよいと思える相手がいないのならそれはそれでいいのだ」

呆然と呟いた娘に慌てた。
本人が嫌だと言えば、無理に結婚させようという気は式部卿宮にはない。むしろ大切な一人娘であるの意思を尊重したいのだ。
は何と答えたらいいのかわからず、気の抜けた声を上げていた。

「はぁ……」
「ともかく、一度考えてみてくれないか?」
「はい、わかりました……」

気は進まないものの、父の言葉に頷いた。
どうやらこの話もこれで終わりと見えて、はゆっくりと立ち上がると衣擦れの音をさせながら部屋を後にした。









自室に着いたはそのままいつもの場所に来るとストン、と腰を下ろした。傍にあった脇息に左肘をつき、頬に手を当てたまま深くため息を吐いた。
その直後、式部卿宮から預かってきたのであろう『求婚の文』を卯月が運んできた。そしての目の前にそれを置いた。
目の前に積まれた文の山に目を見張った。
『求婚の文』が届いているとは聞いていたのだが、まさかこんなにもあるとは思ってもいなかったのだ。の予想を遥かに越える量の文が目の前にあるのだ。
眩暈を覚えたが、ともかく一度目を通してみなければ、と文に手を伸ばした。
すべての文に一通り目を通したのだが、どの文も似通った内容のものばかりであった。
『求婚の文』といえば、自然と似通った内容になってしまうのもしかたがないことだと思うが、やはりもう少し違うことを書いてもよいのではないだろうかと思ってしまう。

だいたい「是非私の妻に」とか「姫のことは一生大事にします」などの有り触れた決まり文句ばかりだったのだ。

は知らず知らずのうちにため息を吐いた。

何故こんなにも宛てに『求婚の文』が届いているのかというとある噂が原因だった。
内裏に出仕している者たちの間ではこのような噂が流れていた。

式部卿宮家の一の姫・姫は幼い頃から病弱で、そんな儚げな雰囲気が思わず守ってあげたくなるような姫君だ――と。

その噂を聞きつけた男たちが競って文を送ってきたのだ。もちろんこんな噂が流れていることなど、邸から外へ出ることのあまりないはまったく知るよしもなかった。
送られてきた文の中に、以前を助けた青年―藤原敏次―からの文が混じっていた。









こうして、の考えがまとまらないまま二日が過ぎた――。
いつものようにのもとを訪れていた六合は、いつもとは違う様子の恋人を不思議に思った。
膝の上に書物を広げて目を通しているのだが、どこか心ここにあらずといった感じなのだ。一応、次の頁を捲ると指を置いているのだが、その指はそこで止まったまま一向に開く気配はない。
それどころかふと気づくとため息を吐いているのだ。
これはいくらなんでもおかしい。何かあったとしか考えられない。
から少し離れたところに片膝を立てて腰を降ろしていた六合は、音もなく立ち上がった。そのままの正面まで移動した。
書物に目を向けていたは急に視界が暗くなったことに気がついた。疑問に思い、そのままゆっくりと顔を上げた。
見上げた先には恋人である六合が静かに佇み、自分を見下ろしている。
何故六合が自分を見下ろしているのかわからずに、戸惑いの表情を浮かべた。それが見てとれた六合は、腰を下ろしてと目線を合わせた。
目線を合わせたままぽつり、と呟いた。

「彩W?」
「……

恋人の呼びかけを無視して抑揚のない声音で尋ねた。

「はい……」
「いったい何があった?」
「えっ?」
「ずっと何かを考え込んでいるだろう?」
「あの、それは……」

自分があのことについて考え込んでいたことを指摘されて焦った。
確かに何かあったのかと聞かれれば、あったと答えるのが普通だろう。しかし内容が内容なためには話すべきか迷っていたのだ。
それを聞かれて正直困った。
ここですべてを話してしまうこともできるのだろうが、それを話したところで答えが出るとも限らない。むしろ六合に余計な心配をかけてしまうことになるのではないか……。

気まずくなったは目線を逸らそうとした。が、六合のその瞳に見つめられては易々と目線を逸らすことができない。
何かを言いかけたきり黙りこんでしまったの様子に、わずかに眉を寄せた。
自分を見つめたまま何も言わずにただ困ったような表情を浮かべている。よほど何か大きなことがあったと考えるべきなのだろう。
しかしそれを何故、自分に教えようとはしないのか。自分には言えないことなのだろうか。それほど自分はに頼られていないのだろうか。

気まずい空気が二人の間を流れていく――。

、俺には教えられないことなのか?」
「い、いえ。それは……」

必死に何かを言おうとしたとき、御簾の外からカタン、という音が聞こえてきた。
それに気づいた二人はハッ、とそちらに振り向いた。

「失礼いたします」
「卯月?どうしたのですか?」

訪れたのが馴染みの女房とわかり、わずかに緊張を解いた。

「安倍昌浩殿がお見えでございます。いかがいたしましょうか?」
「昌浩殿が……ですか?」

それを聞いて卑怯かとも思ったのだが、このまま二人でいれば必ず理由(わけ)を聞いてくるだろう。だが、今はそれを正直に話す勇気もない……。

「はい、いかがいたしますか?」
「……こちらにお通しして」
「かしこまりました」

六合が何か言いたげな視線を向けてきたが、それにはあえて気づかないふりをした。


主であるの言葉を受けて、卯月が昌浩をこちらに案内するべく立ち去っていった。卯月が去っていった後もを見つめていた六合だったが、人の気配を感じてそっ、と傍を離れた。




しばらくすると卯月に案内されて昌浩と相棒の物の怪こと愛称もっくんが訪れた。昌浩を案内し終えた卯月は軽く頭を下げるとそのまま静かに去っていった。
部屋に通された昌浩は口を開いた。

「こんにちは、様」
「元気か?
「こんにちは。はい、元気ですわよ?」
「そうか?それならいいが……」

笑顔で挨拶を交わしている中、もっくん一人だけは違うことを考えていた。
いつもならすぐ傍にあるはずの気配が今日は何故かより少し後方にあるのだ。まだまだ半人前の陰陽師である昌浩は気づいていないようだが……。
の様子を伺いながらすっ、と後方に視線を向ければ、それに気づいた六合が視線で聞いてくる。

何か用か?と……。

それを理解してさらに疑問をなげかける。

「(何故の傍にいない)」
「(……)」

次の質問にはただ何かを考えているような視線しか返ってこない。
その様子にそっ、とため息を吐くと、怪訝な顔で問うた。

「(といったい何があったんだ?)」

今度の質問にはさすがにわずかながら動揺を示す。

「(、何だか無理をして笑っているように見えるぞ?
さすがに昌浩は気づいてないだろうがな)」
「(……それは俺が聞きたい……)」

それを聞いた……もとい視線で語られたもっくんは、さらに訳がわからないといった顔をしていた。
そうして二人が視線で語り合っている間に、と昌浩の会話は終わっていたようだ。

「……って、もっくん?」
「んっ?何だ、昌浩?」

考え込んでいたもっくんはわずかに反応が遅れた。それを不思議に思ったと昌浩がじっと見つめた。ついで二人は顔を合わせると、昌浩はため息を吐き、は苦笑いを浮かべていた。

「何だ?何なんだ?」
「何だって……やっぱり話を聞いてなかったんだ。ほら、そろそろ帰るよ」
「話を聞いて……って、もう帰るのか?」
「うん、もっくんが一人で何か考え込んでる間に済んだしね」
「悪かったな……」

自分にとっての禁句である『晴明の孫』が出ることを予想していたのに、それに反して珍しく出なかったので昌浩は拍子抜けをしてしまった。

「ほれ昌浩、何をボケッ、としてる。帰るんだろう?」
「……う、うん。様、また遊びにきますね」
「はい、楽しみにお待ちしておりますわ」

に笑顔で見送られる中、二人は式部卿宮の邸を後にした。部屋を出る時、六合がもっくんに視線を向けてきたが、あえてそれには気づかないふりをした。









安倍家への帰り道――。
二人仲良く並んで歩いていた。いつもなら楽だと言って昌浩の肩に乗っているもっくんだが、今日は何故か自分の足で歩いている。
ふと昌浩が急に歩みを止めた。それにつられてもっくんも立ち止まった。
疑問に思い昌浩を見上げれば、何か難しそうな顔をして考え込んでいる。

「昌浩、どうした?」
「ねぇ、もっくん」
「んっ?何だ?そんな難しい顔をして……」

いつものようにからかってやろうとしたのだが、次の言葉に止めざる得なくなった。

様、何だか元気がなかったよね?」
「……昌浩」
「何?もっくん」
「お前、気づいてたのか!?まだまだ半人前でそういう方面ではかなり鈍いお前が……」

昌浩もがいつもと違うことに気づいていたと知り、目を丸くした。相棒のあまりの言い分に昌浩は顔を引きつらせた。

「もっくん、それってひどくないか?」
「まあ、それは置いておいてだな」
「置いておくんだ……」
「問題はどうしての元気がなかったかだ」
う〜ん、と唸って考え込んでいた昌浩はふとあることに気づき尋ねた。

「六合と何かあったってこと?」
「それがそうとも言い切れん」
「どういうこと?」
「二人を見るからに何かがあったことは確かなんだが……。
直接どちらかが原因ってわけでもなさそうだ」

それを聞いてまた昌浩は考え込んでしまった。
その様子を見上げていたもっくんは、一つため息を吐くと軽く跳躍し、昌浩の肩に着地した。

「まっ、あれだ。オレたちがここで考えていたってどうしようもない」
「そうだけど……」
「それにだ。早く帰らないと。彰子が待ってるぞ」
「うん、それもそうだね」

まだ納得のいかなかった昌浩であったが、彰子が待っていることを思い出し、再び歩き出した。
昌浩の肩に揺られながらもっくんは式部卿宮の邸のほうに目線を向けた。

(本当にいったい何があったんだ?六合、……)


二人にいったい何があったのか……。
その真相を他の神将から知らされることになろうとは……この時、知るよしもなかった――。





















大変長らくお待たせいたしました!!
「秘密」編の続き、「求婚」編をお届けです。いかがでしたでしょうか?
……と言いつつ、微妙に次回に引き延ばしで申し訳ないです。(汗)
これ以上書くと中途半端になってしまうのです。しかも長くもなると……。
すみませんっ!!次回までお待ちください。

さて、今回私には珍しくほのぼのではありません!!
えぇ、これには書いている私本人もびっくりです。(おい)
話の進行上どうしてもシリアスになってしまうのです。
しかしこれも避けては通れぬ道(?)。
もうしばらくシリアスが続きますがお付き合いいただければ嬉しいですvv

それではまた。
と言ってもすぐに続編が更新されます。(苦笑)

2005.11.1   水原 琳










おまけの話 1


琳「さて、帰りますか……」
六合「琳……」
琳「うゎ、はい?」

急に音もなく背後に現れる六合。

琳「……って六合?どうしたの?」
六合「どうして今回俺の出番が少ないんだ?」

*少々落ち込み気味の六合

琳「どうしてって……。そんなに落ち込むこともないと思うけど?」
六合「どういうことだ?」
琳「次回は(たぶん)多いはずだから!!」
六合「……そうか(たぶん?)」
琳「そうよ♪」
六合「だが、俺よりも昌浩と騰蛇の出番が多いのは何故だ?」
琳「それは……」
六合「それは?」
琳「昌浩はやられキャラ、もっくんはマスコットだからよvv」

きっぱりと笑顔で断言する琳。

六合「……」

その時――。

昌浩&もっくん「「ちょっと待った――――――!!」」

*昌浩&もっくんが乱入

昌浩「俺がやられキャラってどういうことだよ!!」
もっくん「そうだ!!昌浩のことはいいがオレ様がマスコットってどういうことだ!!」

文句を言うやられキャラとマスコット。

昌浩「ちょっと待て、もっくん。今の聞き捨てならないぞ?」
もっくん「何を言うか。いつもいつも雑鬼たちに潰されてる半人前陰陽師が!!」
昌浩「それとこれとは関係ないだろ!!物の怪のもっくんの分際で……。もっくんはマスコットで充分だ!!」
もっくん「物の怪言うな!!晴明の孫!!」
昌浩「だから孫言うな――――!!」

本題のずれた言い合いをしているやられキャラとマスコット。

琳&六合「……」
琳「ねぇ、六合」
六合「何だ?」
琳「終わりそうにないから帰りましょうか?」
六合「……そうだな」

この場を去る琳と六合。

二人が去っていく中、やられキャラとマスコットの言い合いはまだ続いていた。






おまけのおまけ


もっくん「おい、琳たちがいないぞ」
昌浩「本当だ。もしかして見捨てられた?」
もっくん「そうみたいだな」
昌浩&もっくん「……」
もっくん「帰るか?」
昌浩「うん、帰ろうか」




昌浩「ここまで読んでくれた皆、本当にありがとう」
もっくん「これからもおバカな作者を応援してやってくれ!!」
琳「誰がおバカですって、もっくん(黒笑)」

*黒いオーラを漂わせながら登場の琳。

昌浩&もっくん「琳!!」

*怯えるやられキャラとマスコット(笑)

琳「まったく……」

*黒いオーラを消して、笑顔を見せる琳。

琳「ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。感想などをお聞かせくださると嬉しいですvv」